☆復権☆ 地図(map)

 

 


地図・・・・それは、見知らぬ池や沼からの甘いメッセージの塊である。
カーナビ全盛の時代で、地図を読める事のアドバンテージは非常に大きい。
私はそれを声を大にして言いたい。拡声器を持ってしても。
本当は内緒にしたのだけど・・・・矛盾。


 

 

地図で何が判るのか・・・・。私は本当の意味の専門家って訳じゃないので、何とも言えないのですが。

A.ロケーション コレは簡単ですね。地図のコンタ(等高線)を読めば、おおよその周囲の形や、状況(山の中の池なのか、田畑の中の池なのか?

B.沼のおよその水深 堆砂量の問題はありますが、堰堤底部の高さが基本的に池の水深になりますので、底部の高さを見て、深い池なのか、浅い池なのかの判断材料にはなります。

C.水中地形 まぁ、誰だって、尾根の先はそのまま馬の背になっているなんて知っているだろうけど、周囲の地形を読む事が出来れば、池の中を想像する事だって容易に出来る筈です。

D.釣れるか? ははは。コレが判れば良いのですが、コレばっかりは・・・・と書くと身も蓋もないので、少し書きますね。バスって振って湧いた動物じゃない生き物です。恥ずべき事だけど、誰かが池に放しているのが実情です。山奥の道無き道を行った先にパラダイスが・・・・はありません。アクセスがイージーで、条件の整った池こそが、魚の確実に居る場所ですね。それと、農耕を行う為のいわゆる溜池は、水抜きが頻繁に行われているので、本当にお魚ゼロの場所もありますが、山間に近い普段の通行の用に供されていない場所は、結構なストックを抱えている場合もあって、見逃せない場所ですね。

 

 
どんな地図を使えば、良いのでしょうか?

それはズバリ。国土地理院の1:25000の地形図ですね。これ以上の情報源はないでしょう。地形も確実に把握出来るし、河川の状況、山の傾斜から、周辺の耕作地の状況まで見えるなんて、他のどんな地図でもそんな情報は無いです。
 

 
どうやって入手しようかな? それがですね。今はINETで簡単の手に入るようになりました。
国土地理院のサイトにアクセスして、知りたい所の地図を検索するだけで、自由に見る事が可能となっています。残念ながら、ブラウザで画像(PNG型式)を保存する事が出来ないようなので、散々見たら、INETのキャッシュに保存されているPNGファイルを検索すれば、簡単に自分のモノになります。

後は、好きなフォルダにコピペするだけで、プリントするなり、Rに焼いて運用するなり好き勝手にしてください。けど、私はその行為についての責任は一切負う事が出来ませんので、あしからず。
 

これが私の国土地理院mapの簡略版の一部です。因みにコレは房総版を作成しております。

A4にプリントした地形図です。

各々地形図のオリジナルを4分割して作成してありますので、A4で打ち出すと、丁度1:25000の縮尺に近くなります

拡大してみました。

これを見て頂ければ、どんな貴重な情報がつまっているのかお分かり頂ける筈です。

滅茶苦茶に詳しいですね。

バーチャルフィッシングしているのは俺だけなんだろうか?

市販品でも、優秀な地図はありますが、最近はナビに押されて意外と本屋さんでの取扱量が少なく、手に取って検証できるお店が少なくて困ります。

これは東京地図出版社のワイドミリオンNo71全千葉と云う地図ですが、大事な地方部分も1:40000の縮尺でカバーしている為に、池の有無は見やすいです。

しかしながら、地形の変化が全く判らないですし、植生、地勢の情報も不足しがちなので、地形図の補足資料として活用する事が大事だと思います。

 
最後に・・・・

最近、釣り場と地図の関係が変わってきました。いわゆるGPSを始めとするハイテク機器の価格低下によって、今までは地図無しで絶対に行く事の出来なかった場所に、地図も読めない人が簡単に行けるようになりました。

読めない人にとっては朗報なんでしょうけど、ちと待った。

自分の知らない場所へ行くのならば、もっと戦略を立てて楽しい釣りをしようじゃないか!って思うんです。

ナビも完璧じゃありません。小さい池はその様子すらもわからないし、他人の情報だけで釣りに行っても、釣れない言い訳のようで、何か釈然としません。

 

だからこそ、地形図。

不便ですよ。気の利いたコメントなんて無いし、専用の記号が沢山あるし・・・・でも。使うと結構役に立つんですよ。私なんか、小学生の時から地元の地形図を収集始めてますので、住み慣れた町が変貌して行く様が手に取るように判ります。実際の地形と、地図に書かれたモノの省略された意味を知る上でも、本当の地図って一度手にとって見て見ると良いですよ。

自分の住みすぐ傍に、意外なモノがあったりします。疑問があったらまたまたINETで検索して知識を得る。
地図は全ての情報の原点なのかも知れませんね。